おいしいお茶の入れ方

煎茶のおいしい入れ方

煎茶・深蒸し煎茶のおいしい入れ方

煎茶も適温に湯冷ましして抽出すると適度な渋みと旨みを引き出し味わい深くなります。

湯冷ましするため常温の湯のみにお湯を注ぎます。

まず人数分の湯のみによく沸騰したお湯を8分目まで注ぎます。(常温の湯のみに注ぐことで湯温を下げるのと同時に湯のみを温める効果があります。)

急須に煎茶、深蒸し茶の茶葉を入れます。

次に煎茶、深蒸し茶の茶葉を急須に入れます。茶葉の量は3人分で約6g(大さじで軽く1杯と半分くらい)です。人数が少ない時は一人分の茶葉の量を少し多めにしましょう。

湯のみのお湯を茶葉の入った急須に注ぎます。

湯のみのお湯を急須に注ぎます。(湯のみから急須にお湯を注いだ時点でおおよそ80℃~90℃くらいになり煎茶の抽出温度として適温になります)

煎茶は1分、深蒸し茶は約30秒待ちます。

抽出時間は煎茶で約60秒、深蒸し茶は30秒くらいです。(適度に時間が経過したら急須の中を見て茶葉が開いているのを確認します。)

最後の一滴まで廻し注ぎしましょう。

味や濃さが均一になるように湯のみに均等に廻しつぎして最後の一滴まで出しきります(最後の一滴においしさが凝縮しています。お茶の味は最後の一滴で決まるとも言われています。)

2煎目も同様に湯冷まししたお湯を使用します。
2煎目はすでに茶葉が開いている為抽出時間は10秒くらいで結構です。

一般的な煎茶・深蒸し茶の入れ方(一煎目)

湯のみの数 茶葉の量 お湯の温度 抽出時間
上煎茶 3 6g 70℃ 2分
並煎茶 5 10g 90℃ 1分

 

玉露のおいしい入れ方

玉露をおいしく入れるポイントはなんと言っても玉露に含まれる甘み、旨み成分(テアニンなど)を引き出す抽出温度の調節です。

湯冷ましのため玉露の茶葉を入れていない常温の急須にお湯を注ぎます。

常温の急須にお湯注ぐことで沸騰しているお湯の温度が下がります。

さらなる湯冷ましのため急須のお湯を湯のみに注ぎます。

続いて急須に入れたお湯を湯のみへ注ぎます(急須から湯のみへお湯を注ぐことでさらに湯温を下げるのと同時に湯のみを温める効果もあります)。このとき湯のみの7~8分目くらい(約20ml)ほど入れて急須に残ったお湯はすべて捨てます。

お湯の無くなった急須に玉露の茶葉を入れます。

湯のみにお湯を注ぎ急須に残ったお湯をすべて捨てた後、急須に玉露の茶葉を入れます。茶葉の量は3人分で約10g(大さじで軽く2杯分)が目安です。

湯のみのお湯を茶葉の入った急須に注ぎます。

湯のみで湯冷まししたお湯を茶葉の入った急須へと入れます。この時点で適度に湯冷ましされたお湯が茶葉へ注がれるわけです。

約2分(上玉露は約2分半)、玉露の旨みをじっくり引き出します。

玉露の抽出時間は約2分(上玉露は約2分半)を目安にしてください。(適度に時間が経過したら急須の中を見て茶葉が開いているのを確認します。)

最後の一滴まで廻し注ぎしましょう。

味や濃さが均一になるように湯のみに均等に廻しつぎして最後の一滴まで出しきります(最後の一滴においしさが凝縮しています。お茶の味は最後の一滴で決まるとも言われています。)

2煎目も同様に湯冷まししたお湯を使用します。
2煎目は茶葉が開いている為抽出時間は30秒くらいで結構です。

一般的な玉露の入れ方(一煎目)

湯のみの数 茶葉の量 お湯の温度 抽出時間
上玉露 3 10g 50℃ 2分30秒
並玉露 3 10g 60℃ 2分

 

ほうじ茶・玄米茶のおいしい入れ方

ほうじ茶、玄米茶は一般的に熱湯を使用し香ばしさを楽しみます。

茶葉を急須に入れます。

お茶の葉を急須または土瓶に入れます。茶葉の量は5人分で約15g(大さじで多めに2杯分)です。

お湯を急須に注ぎます。

よく沸騰させたお湯を急須にいれます。(ほうじ茶・玄米茶は湯冷ましの必要はありません。熱いお湯で香り立ちを際立たせます。)

抽出時間は約20秒から30秒

抽出時間は20秒から30秒くらい待ちます。(適度に時間が経過したら急須の中を見て茶葉が開いているのを確認します。)

最後の一滴まで廻し注ぎしましょう。

味や濃さが均一になるように湯のみに均等に廻しつぎして最後の一滴まで出しきります(最後の一滴においしさが凝縮しています。お茶の味は最後の一滴で決まるとも言われています。)

2煎目は急須からすぐ湯のみに注いでください。
2煎目でおいしさはほとんど出尽くしますので次からは茶葉を取り替えましょう。

一般的なほうじ茶・玄米茶の入れ方(一煎目)

湯のみの数 茶葉の量 お湯の温度 抽出時間
ほうじ茶 5 15g 熱湯 30秒
玄米茶 5 15g 熱湯 30秒